初めての一人暮らし、ドキドキワクワクしますよね！でも、楽しい生活の裏には、今までお任せだった家事、特に「掃除」が待っています。実家暮らしだったあなたは、「掃除って何をすればいいの？」と思っているかもしれません。大丈夫！この記事では、初めて一人暮らしをする若者に向けて、アパート掃除の基本からコツ、おすすめアイテムまで、徹底的に解説します。さらに、掃除を怠った場合に発生する原状回復費用についても詳しく解説！これを読めば、あなたも今日からお掃除マスター！快適な一人暮らしライフを送りましょう！
初めての一人暮らし、今まで掃除ってあんまりしたことなかったけどどうやっていけばいいんだろう。
目次
第1章：なぜ掃除が大切なの？～掃除がもたらすメリット～
「別に汚くても平気！」と思っている人もいるかもしれません。しかし、掃除は単に綺麗にするだけではありません。実は、私たちの生活に様々な良い影響を与えてくれるのです。
- 健康的な生活を送れる： 部屋の汚れは、ハウスダストやカビ、ダニなどの温床になります。これらはアレルギーや喘息の原因となることも。こまめな掃除は、これらの原因物質を取り除き、健康的な生活を送るための基本です。
- 気持ちがリフレッシュする： 綺麗な部屋は、心もスッキリさせてくれます。散らかった部屋で過ごすよりも、整頓された部屋で過ごす方が、気持ちよく過ごせるのは当然ですよね。掃除は、心のリフレッシュにも繋がります。
- 集中力アップ： 整理整頓された環境は、集中力を高める効果があります。特に、勉強や仕事をするスペースは、綺麗にしておくことで、作業効率アップが期待できます。勉強中に目の前に雑誌やゲームがあると視線が移ってしまいますよね。
- 防犯効果： ゴミが溜まっていたり、窓が汚れていたりすると、外から見て「管理が行き届いていない部屋」と思われ、空き巣などに狙われやすくなる可能性も。掃除は、防犯対策としても有効です。
第2章：掃除の基本～これだけは押さえておきたいポイント～
掃除を始める前に、まずは基本を覚えましょう。
- 掃除の頻度： 毎日行うこと、週に1回行うこと、月に1回行うことなど、汚れの種類や場所によって適切な頻度が異なります。後ほど詳しく解説します。
- 掃除の順番： 基本は「上から下」。天井や壁の高い場所から掃除を始め、最後に床を掃除することで、効率よく進めることができます。
- 換気をしながら： 掃除中は、窓を開けて換気をすることを心掛けましょう。空気の入れ替えは、ハウスダストやカビの除去に効果的です。
- 洗剤の使い分け： 中性洗剤、アルカリ性洗剤、酸性洗剤など、汚れの種類によって適切な洗剤があります。間違った洗剤を使うと、素材を傷めてしまうこともあるので、注意が必要です。
第3章：場所別掃除方法～具体的な手順とコツ～
ここからは、アパートの各場所ごとの掃除方法を、具体的な手順とコツを交えて解説します。
- 玄関：
- 頻度： 週に1回程度
- 手順：
- 靴を全て出し、玄関の土間を掃き掃除。
- 濡らした雑巾で拭き、その後乾拭き。
- 靴箱の中を拭き掃除。
- 靴の汚れを落とし、整理整頓。
- コツ： 雨の日は、傘の水滴をしっかり落としてから入るように心掛けましょう。
- キッチン：
- 頻度： 毎日（使用後）、週に1回（念入りに）
- 手順：
- 使用後は、シンクのゴミを取り除き、中性洗剤で洗い流す。
- コンロ周りの油汚れを拭き取る。
- 週に1回、排水口の掃除を行う。
- コツ： 油汚れは、温かいうちに拭き取ると落としやすいです。重曹やセスキ炭酸ソーダを使うのも効果的。
- お風呂：
- 頻度： 毎日（使用後）、週に1回（念入りに）
- 手順：
- 使用後は、換気をし、壁や床の水分を拭き取る。
- 週に1回、浴室用洗剤で壁、床、浴槽を洗う。
- 排水口の掃除を行う。
- コツ： カビが生えやすい場所なので、換気をしっかり行うことが大切。カビ取り剤を使う場合は、換気をしながら使用しましょう。
- トイレ：
- 頻度： 毎日、週に1回（念入りに）
- 手順：
- 便器をトイレ用洗剤で磨く。
- 便座、床を拭き掃除。
- 週に1回、換気扇の掃除を行う。
- コツ： トイレブラシは、使用後にしっかり乾燥させることで、雑菌の繁殖を防ぐことができます。
- 部屋（居室）：
- 頻度： 週に1回程度
- 手順：
- 部屋の換気をする。
- 床の掃除機がけ。
- 家具や棚の上を拭き掃除。
- 窓や鏡を拭く。
- コツ： 床の掃除機がけは、家具の下や隅々まで丁寧に。
第4章：おすすめ掃除アイテム～これがあれば間違いなし！～
掃除を楽にしてくれる便利なアイテムをご紹介します。
- フローリングワイパー： 手軽に床の掃除ができる優れもの。
- ハンディクリーナー： 気になった時にサッと使える便利な掃除機。
- マイクロファイバークロス： 吸水性、速乾性に優れ、拭き掃除に最適。
- 重曹・セスキ炭酸ソーダ： 環境に優しく、様々な汚れに効果を発揮する万能洗剤。
- ゴム手袋： 洗剤を使う際に、手荒れを防いでくれます。
第5章：ズボラさんでもできる！簡単掃除術～続けるためのコツ～
「毎日掃除なんて無理！」という人もいるかもしれません。そこで、ズボラさんでも続けられる簡単な掃除術をご紹介します。
- ながら掃除： テレビを見ながら、音楽を聴きながらなど、何かをしながら掃除をすることで、飽きずに続けることができます。
- タイマー掃除： 「今日は15分だけ」など、時間を決めて掃除をすることで、負担を減らすことができます。
- 曜日ごとの掃除： 「月曜日は玄関、火曜日はキッチン」など、曜日ごとに掃除する場所を決めることで、計画的に進めることができます。
- 汚れを溜めない： 汚れがひどくなる前に、こまめに掃除をすることで、大掃除の手間を省くことができます。
さらに最近は「新三種の神器」と言われる１．ドラム式洗濯機 ２．食洗器 ３．ロボット掃除機が様々なメーカーから発売されています。私もすべて導入済みですが、正直二度と手放すことはないでしょう。
もちろん安い買い物ではありませんが、１分でも時間を作りたいという方はぜひ導入を検討されてみてはいかがでしょうか。
第6章：掃除をしないとどうなる？～原状回復費用の落とし穴～
これからは少し怖い話をしようと思います。
「ちょっとくらい汚れてても大丈夫」と思っていると、退去時に思わぬ出費に見舞われることがあります。それが「原状回復費用」です。これは、部屋を借りた時の状態に戻すために必要な費用のことで、入居者の過失や不注意による汚れや破損は、入居者自身が負担しなければなりません。つまり、掃除を怠ると、この原状回復費用が高額になる可能性があるのです。
- 原状回復とは？： 賃貸物件を退去する際、借りた時の状態に戻すことを「原状回復」と言います。ただし、経年劣化（自然な劣化）によるものは大家さんの負担、故意や過失、つまり掃除不足などが原因の汚れや破損は入居者の負担となります。
- どんな場合に費用が発生するの？： 具体的には、以下のようなケースで原状回復費用が発生する可能性があります。
- タバコのヤニ汚れ： 壁や天井が黄色く変色し、クリーニング費用や壁紙の張り替え費用が発生。
- 水垢・カビ： お風呂やトイレ、キッチンなどの水回りに発生しやすく、クリーニング費用や場合によっては設備の交換費用が発生。
- 油汚れ： キッチンの換気扇やコンロ周りに付着しやすく、クリーニング費用が発生。
- フローリングの傷・シミ： 家具の引きずり跡や飲み物のシミなどを放置すると、修繕費用が発生。
- 壁の落書き・傷： 画鋲の穴程度であれば問題ないことが多いですが、大きな傷や落書きは修繕費用が発生。
- 費用相場は？： 汚れの程度や場所によって異なりますが、例えば、壁紙の張り替えは1㎡あたり750～900円、浴室の水垢やカビ除去は約1万～2万円、キッチンの油汚れ除去は約1.5万～2.5万円などが相場です。これらが複数箇所に及ぶと、高額な請求になることも。
- 敷金との関係： 敷金は、この原状回復費用に充当されることが多いです。しかし、汚れや破損がひどい場合は、敷金だけでは足りず、追加で費用を請求されることもあります。逆に、綺麗に使っていれば、敷金が全額返ってくる場合もあります。
- 敷金なし物件の場合： 敷金なし物件の場合、退去時に原状回復費用を直接請求されることになります。そのため、掃除を怠ると、退去時に高額な請求を受ける可能性が高まります。
- 国土交通省のガイドライン： 国土交通省が「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を定めており、原状回復の範囲について一定の基準を示しています。このガイドラインを参考に、契約書の内容をよく確認することが重要です。法的な強制力ということにはなりませんが、裁判の判例もこちらに基づいて判断されることが多いです。悪徳業者に対してNoといえるかどうかはこちらを知っているかに掛かっています。
第7章：トラブルを避けるために～入居中からできること～
原状回復費用でトラブルにならないためには、入居中から以下の点に注意しましょう。
- こまめな掃除： 汚れがひどくなる前に、こまめに掃除をすることが何よりも大切です。
- 換気をしっかり行う： 湿気を溜めないように、換気をしっかり行い、カビの発生を抑えましょう。
- 物を丁寧に扱う： 家具などを移動する際は、床や壁を傷つけないように注意しましょう。
- 退去時の立会いでしっかり確認： 退去時には、大家さんや管理会社と立会い、部屋の状態を一緒に確認しましょう。その場で気になる点を伝え、後々のトラブルを防ぎましょう。掃除とは違いますが、入居時にもともとあった大きな傷などは写真などを撮っておくのも有効です。
- 契約書をよく読む： 契約書には、原状回復に関する事項が記載されています。内容をよく理解し、不明な点は事前に確認しておきましょう。
掃除をすることは、快適な生活を送るだけでなく、退去時の原状回復費用を抑えることにも繋がります。こまめな掃除を心掛け、安心して新生活をスタートさせましょう。もし、退去時に原状回復費用でトラブルになった場合は、消費者センターなどに相談することもできます。
綺麗な部屋は、あなたの生活をより豊かにしてくれるはずです。もし、どうしても手に負えない汚れがある場合は、ハウスクリーニング業者に依頼するのも一つの手段です。無理せず、自分に合った方法で、お掃除を楽しんでくださいね！
