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賃貸住宅の居住期間:長く住むメリットとデメリット

賃貸住宅に長く住むことは、ライフスタイルや経済状況によって様々な影響を及ぼします。長く住むことのメリットとデメリットを把握し、ご自身の状況に合わせて最適な選択をすることが大切です。

吉沢

基本は引っ越しは異動や進学など環境が変わる時が多いですよね。一体みんなはどれくらいで引っ越しているか気になりませんか?

賃貸住宅の平均居住期間

賃貸住宅の平均居住期間は、一般的にどのくらいなのでしょうか?

賃貸住宅管理協会の「市場データ(日管協短観)」によると、賃貸住宅の平均居住期間は、単身世帯で3年3か月、ファミリー世帯で5年3か月となっています。ただし、これはあくまで平均値であり、個人のライフスタイルや住宅の条件によって大きく異なります。

長く住む人の割合も少なくありません。同じ物件に10年以上住んでいる人もいます。

ただ、ファミリー世帯はもう少し同じ物件で住まれていて、終の住まいとされる方もいると思いますが、統計的に見ればこのくらいなものなんですね。

長く住むことのメリット

  1. 家賃の安定
    • 一般的に、同じ物件に長く住むほど家賃が安定する傾向があります。
    • 更新料の値上げ幅が小さかったり、更新料自体が不要な場合もあります。
    • 家賃交渉もしやすくなることがあります。
    • 契約更新のタイミングで、家賃の減額交渉に応じてくれる大家さんもいます。
    • 長く住んでいる入居者に対して、大家さんが信頼感を抱くこともあります。
  2. 住み慣れた環境
    • 長く住むことで、周辺環境や近所の人々との関係性が深まります。
    • スーパーやコンビニ、病院などの場所を把握し、生活しやすい環境を構築できます。
    • 地域コミュニティに参加しやすくなることもあります。
    • 近所の人との交流を通じて、地域情報や生活の知恵を得ることもできます。
    • 防災訓練や地域のイベントに積極的に参加することで、地域の一員としての意識を高めることができます。
  3. 引っ越しの手間と費用を削減
    • 引っ越しには、物件探し、契約手続き、荷造り、運搬など、多くの手間と費用がかかります。
    • 長く住むことで、これらの手間と費用を削減できます。
    • 新しい物件を探す時間や労力を、他のことに充てることができます。
    • 引っ越し業者との交渉や、荷造り、荷解きなどの作業から解放されます。
    • 家具や家電の配置を考える手間も省けます。
  4. 住宅ローンの負担軽減
    • 賃貸住宅に長く住むことで、住宅ローンを組む必要がなくなります。
    • 住宅ローン返済の負担やリスクを回避できます。
    • 将来の金利変動や住宅価格の変動に左右されずに済みます。
    • 住宅ローン控除や固定資産税などの支払いも不要です。
    • 住宅の維持費や修繕費もかかりません。
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長く住むことのデメリット

  1. 家賃の支払い続ける
    • 賃貸住宅に住む限り、家賃を支払い続ける必要があります。
    • 将来的に住宅を購入した場合と比較して、総支払額が多くなる可能性があります。
    • 家賃はあくまで消費であり、資産形成にはつながりません。
    • 家賃を払い続けることで、将来の貯蓄や投資に影響が出る可能性もあります。
    • 老後資金の準備が遅れることもあります。
  2. 物件の老朽化
    • 長く住むほど、物件の老朽化が進む可能性があります。
    • 修繕やリフォームが行われない場合、住み心地が悪くなることがあります。
    • 建物の価値が下がることで、将来的に住み替えが難しくなることもあります。
    • 壁紙の剥がれや、設備の故障などが起こる可能性もあります。
    • 建物の耐震性や安全性に不安を感じることもあるかもしれません。
  3. ライフスタイルの変化に対応しづらい
    • 家族構成の変化や転勤など、ライフスタイルが変化した場合、住み替えが必要になることがあります。
    • 長く住んでいると、他の物件への住み替えがしづらくなることがあります。
    • 新しい環境に慣れるまでに時間がかかることもあります。
    • 家族が増えた場合、手狭になる可能性があります。
    • 転勤や転職で通勤距離が長くなることもあります。
  4. 資産形成が難しい
    • 賃貸住宅に住んでいる間は、不動産という資産を所有することができません。
    • 将来的に住宅を購入する場合と比較して、資産形成が遅れる可能性があります。
    • 老後の住居費や生活費の負担が大きくなることもあります。
    • 不動産を所有することで得られる、資産価値の上昇や家賃収入などのメリットを享受できません。
    • 将来的に住宅を購入する場合、住宅ローンを組むのが難しくなる可能性もあります。

まとめ

賃貸住宅に長く住むことには、家賃の安定や住み慣れた環境、引っ越しの手間と費用の削減、住宅ローンの負担軽減といったメリットがあります。一方で、家賃の支払い続ける、物件の老朽化、ライフスタイルの変化に対応しづらい、資産形成が難しいといったデメリットもあります。

持ち家はごく一部の地域を除き資産として考えるのは疑問を持っていますが、損得ではなくご自身の価値観で考えるのが正解かと思います。

家賃を払うならローンを払った方がという考え方は当然ですが、戸建てであれば経年劣化などによる修繕費用、マンションであれば管理費・修繕積立金なども必要になります。そういった費用まで含めて想定をされることが必要です。

どちらが良いかは、ご自身のライフスタイルや経済状況、将来設計によって異なります。長く住むことのメリットとデメリットを理解した上で、最適な選択をしてください。

ABOUT ME
吉沢不動産
皆さんこんにちは! 不動産営業と管理会社の中の人が、皆さんの住生活に少しでも役に立つ小噺を気ままに投稿していきます。 ぜひ一度見ていただけると嬉しいです!! 所持資格:宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・管理業務主任者・2級ファイナンシャルプランニング技能士・サウナスパ健康アドバイザー