近年、都市部を中心に収納スペースの不足が深刻化しており、トランクルームの需要が高まっています。その中でも、ヤマト運輸が提供する「宅トラ」は、その利便性から注目を集めています。この記事では、宅トラの特徴やメリット・デメリットを、従来のトランクルームと比較しながら徹底解説していきます。
首都圏は家賃がとても高額。部屋に置いておくくらいなら、トランクルームを借りて預けた方が安上がりになることも。そこで今回は、最近噂の「宅トラ」をご紹介。
1. 宅トラとは？
宅トラは、ヤマト運輸が提供する宅配型トランクルームサービスです。自宅にいながら荷物の預け入れ・取り出しができ、クロネコヤマトのネットワークを活用した安心・安全な保管環境が特徴です。
2. 宅トラのメリット
- 手軽さ：自宅から荷物を発送するだけで預け入れが可能。重い荷物を運ぶ手間が省けます。
- 利便性：スマホやパソコンから簡単に荷物の管理・取り出し依頼ができます。
- 安心・安全：クロネコヤマトの厳重な管理体制のもと、荷物が保管されます。また、補償もついていますので、万が一の際に安心です。
- 温度・湿度管理：倉庫内は適切な温度・湿度管理が行われており、大切な荷物を安心して預けられます。
- 写真管理：預けた荷物は写真で管理されるため、何を入れたか一目で分かります。
3. 宅トラのデメリット
- 料金：従来のトランクルームに比べ、料金がやや高めに設定されている場合があります。
- 荷物の出し入れに時間がかかる：取り出しを依頼してから実際に荷物が届くまで、数日かかる場合があります。
- 自分で荷物を梱包する必要がある：預ける荷物は自分で梱包する必要があります。
やはり、金額的に、トランクルームと比べると高額になってしまう点は気になりますね。運搬や管理を委託できるということは、その分の人件費がどうしても積み重なってしまいます。
4. 従来のトランクルームとの比較
いったんトランクルームとの比較をしてみました。
ご自分で運搬や管理をされ、気軽に出し入れできるという点ではやはりトランクルームのほうが使い勝手は良いと言えます。
一方宅トラは取り出し料金の違いはあれど、全国で保管料は統一されています。地価の高い首都圏であれば、料金が逆転することも十分ありますので、お近くのトランクルームの費用しっかり調べたうえでご検討ください。
| 項目 | 宅トラ | 従来のトランクルーム |
|---|---|---|
| 預け入れ・取り出し | 宅配 | 自分で運搬 |
| 手間 | 少ない | 多い |
| 料金 | やや高め | 物件によるが、比較的安い場合が多い |
| 出し入れまでの時間 | 数日 | 即時 |
| 保管環境 | 温度・湿度管理された倉庫 | 物件による |
| 管理 | 写真管理 | 基本的に自己管理 |
| 向いている人 | 荷物の出し入れ頻度が少ない人、重い荷物を運ぶのが大変な人 | 頻繁に荷物を出し入れする人、費用を抑えたい人、車を持っている人 |
5. 宅トラの料金プラン
宅トラには、預ける荷物のサイズや量に応じて様々なプランが用意されています。詳しくは宅トラの公式サイトでご確認ください。一般的には、箱単位で料金が設定されており、保管期間に応じて料金が加算される仕組みです。
6. 宅トラと類似サービスの比較
宅トラ以外にも、サマリーポケットやminikuraなど、宅配型トランクルームサービスはいくつか存在します。それぞれのサービスで料金体系やサービス内容が異なるため、比較検討することをおすすめします。
以下は、宅トラと類似の宅配型トランクルームの比較表です。
| サービス名 | 月額保管料 | 預入料金 | 取出料金 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 宅トラ | 1,628円～ | 1,650円 | 1,650円 | クロネコヤマトの安心感、温度・湿度管理 |
| サマリーポケット | 275円～ | 無料 | 880円～ | 低価格、アイテムごとの写真管理 |
| minikura | 320円～ | 無料 | 0円～ | 多彩なオプションサービス、クリーニングやハンガー保管など |
基本的には最低利用価格としてはほかサービスのほうが安くなっていますね。
宅トラはミニボックス料金など比較的大きなものを預けるコースも設定されています。
スノーボードなどのシーズン用品といった、大きいものをまとめて預けることが出来る点がおすすめです。
7. まとめ
宅トラは、自宅にいながら手軽に荷物を預けられる便利なサービスです。特に、以下のような方におすすめです。
- 重い荷物を運ぶのが大変な方
- 荷物の出し入れ頻度が少ない方
- 安心・安全な保管環境を重視する方
- 車を所有しておらず、トランクルームに持ち込む手段に乏しい方
一方、頻繁に荷物を出し入れしたい方や、費用を抑えたい方は、従来のトランクルームや他の宅配型トランクルームサービスも検討してみることをおすすめします。ご自身のライフスタイルやニーズに合わせて、最適な収納方法を選びましょう。
また、こういったサービスを使用することで、お部屋の広さを小さくすることも可能。
当然家賃を抑えることにもつながります。必要な広さをしっかり考えてお部屋探しをしてみましょう。
こちらの記事ではトランクルームについて詳しくご紹介しました。
これらをチェックし、ご自身で必要なサービスの選択の助けになれれば幸いです。
