憧れの一人暮らしを始め、ちょっと不便に感じたときにアマゾンや楽天市場を眺めているとこれがあれば便利になる！というものが見つかることはたくさんありますよね。
そういう私も物欲が強い方で、今まで何十個も物を買ってきています。いざ届いて使ってみると、なんとまあ便利だったり楽しかったりと感動するものです。
しかし、そんなものであっても2か月後・・・そういえばあれ以来使っていないよなということが沢山ありました。
それこそ1年に1回も使っていないようなものも。
今回は皆さんにそういう時に一歩立ち止まって調べたときに、私の記事で少しだけ冷静になって貰えたらと思って書きました。
正直15選では足りないくらい後悔しているのですが、きりがないので今回はこれくらいで行こうと思います。
目次
なぜ人はものが欲しくなるの？
ただ後悔しているものを紹介してもつまらないので、まずは人が物を欲しくなる心理について考えてみようと思います。マズローの欲求５段階説というものがあります。これは、人の欲求は１～５の階層で分かれており、それぞれ満たされた状態でないと次の階層のものは欲しないという考え方です。
１．生理的欲求
人は生きるために、食料、水、住居、衣類など、基本的なものを必要とします。これらの生理的欲求を満たすためにものを求めます。
当然ですが、最低限生きられる状況でなければ、娯楽を求めるなんてこともありませんよね。
２．安全欲求
危険や脅威から身を守りたいという欲求は、安全欲求と呼ばれます。人々は、安全な住居、セキュリティ対策、保険など、安全を確保するためのものを求めます。
さて、寝る場所が見つかりましたが、雨ざらし吹きさらしで安全安心に暮らせないというのは落ち着いて生活できませんもんね。
３．社会的欲求
人は社会的なつながりを求めます。友人、家族、恋人との関係を築き、維持するために、ものを共有したり、プレゼントしたりすることがあります。社会的な地位や権力を示すために特定のブランド品や高級品を求めることもあります。
生活基盤が出来てきたら、周りとの関係を築く余裕が出来てくることでしょう。
４．承認欲求
他者から賞賛や尊敬を得ることで満たされる欲求です。他人から注目を浴びるために、常に新しいものや珍しいものを求める心理はこちらなのではないでしょうか。
できた人間関係の中で、褒められたい！羨ましがられたいというのは誰でも思うことですね。
５．自己実現欲求
自分の可能性を最大限に引き出し、理想の自分になりたいという欲求は、自己実現欲求と呼ばれます。 人々は、自己成長のために、さらに自分を理想的な状態へ導いてくれるようなものを求める際はこちらの欲求と言えます。
周りを着飾るだけでなく、自分自身を成長させ、なりたい自分を発信していきたいという欲求です。
では物欲ってどの段階？
ここまでマズローの欲求5段階説を順番にご紹介しましたが、物欲はどこに属するのか。それは、どの階層でもものを求めます。
１であれば、生きられる環境（洞窟や木陰など）を求めますよね。２でも安心できる壁や鍵などが欲しい！となりますし、３以降は露骨に物が欲求を満たすための大きな手段になってきます。
要するに物欲は止まらない！ということです。
そうはいっても、買っても使わなくなるのであれば、お金と場所の無駄ですよね。一時の欲求でボタン一つで気軽に物が買える今の時代だからこそ、皆さんには私の失敗を生かして一日だけ立ち止まって貰えたらと思います。
逆にそのうえで1日悩んでやっぱり欲しいと思うならぜひ買ってください。それはあなたの人生を必ず豊かにすることでしょう。
買って使わなくなった無駄グッズ15選
それでは、ここからは私が実際に買っても使わなくなった、無駄だった、買わなくても何とかなったよねというようなグッズ15選をご紹介していきます。
１．来客用食器
お客さんが来て家でご飯を食べるときを考え来客用の食器を準備しますよね。大学に進学した時も親が引っ越しの手伝いをしに来てくれて、そのままニトリで食器セットを購入ということもあるでしょう。
それ、使わないです。
全くということではありません。年に数回は使うでしょう。恋人がいれば毎週のように使うかもしれませんね。
でもそれ紙皿でよくないですか。わざわざこのために食器棚などの収納のある程度のスペースを使う必要ないですよね。
２．様々なサイズの調理なべセット
私自身料理が趣味という一歩手前くらいで調理はしますし、お昼はお弁当も作り置きなどを駆使して持って行きます。そんな人間でも、以下のような調理なべセットのすべてのサイズは結局使っていません。
 | 価格:9000円 |
全く使わないことはないんですが、月に1度もないくらいです。代用は全然できるんですよね。
３．週末使った調味料
先ほども書いた通り、料理が趣味になりつつあるレベルの私ですが、これを作りたい！となったときに、めったに使わない調味料が出てきてしまいます。
しかし、それをほかに有効活用する術が身についていない・・・。そうするとどうなるか、全く使われない調味料コーナーの肥やしとなっていきます。
最近は凝りすぎたメニューは作らずに、それをいかにシンプルにそれっぽく作れるかというレシピを試すようにしています。
４．トースター
初めての一人暮らしの時に買いましたが、正直あまり使わなかったです。もちろん便利ですが、そもそも私は主食がお米で育ってきましたので、食パンを食べる文化があまりなかったということもあります。
それと同じように最近は炊飯器を買わないという人も増えているようですね。確かに、たまにならパックのご飯でもそこそこおいしくなってきています。家では炭水化物は取らないという人もいるようですし、自分のライフスタイルを考えて準備したほうがいいかもしれませんね。
５．必要以上の椅子やクッション
今まで座椅子だけでも4個ほど追加で買ってきました。
良いものへ、良いものへとはなっていますが、いざ考えれば無駄な買い物ですよね。
結局今はソファを使っているため、最後に残っている座椅子すら、クローゼットの中で眠っています。
６．コーヒーメーカー
皆さんはコーヒーってどれくらいの頻度で飲みますか？私は家でも結構飲みます。
豆で入れるコーヒーおいしいですよね。気軽に飲みたいと思ってコーヒーメーカーを買ったのですが、思ったよりも豆が減らない。
鮮度がどんどん落ちていく・・・。そして、あまりおいしくなくなり、飲まなくなっていく。
いらないですよね。ドリップコーヒーで十分ですし、今はネスカフェのドルチェグストを使っています。カプセル式で、密封されていますので、入れるときまで鮮度を高いレベルで保てますし、お湯もすぐに出来るため、待ち時間がほとんどありません。
こちらに変えてから週に4回は帰宅してからコーヒーブレイクするようになりました。
 | 価格:11980円 |
７．アイロン
これは人によると思いますが、営業マンをやっていた時はたまに使っていました。
それでもたまにです。最近はしわがつかない素材のワイシャツも出てきていますし、今の職場はオフィスカジュアルを取り入れており、ワイシャツですらなくなりました。
そうすると、男の一人暮らし。何にアイロンを使うのでしょうか。
おしゃれレベルが高い人はパリ！っとしたシャツで華麗に決めてデートに行くから必要かもしれませんね。
８．観葉植物
気の迷いでした。部屋に緑が欲しい！そう思うことありませんか？ガジュマルやパキラなど買っていますが、無駄とは言いません。とても育てるのは気分のいいことです。
だが、でかい。サイズを間違えました。水やりでベランダに出すのも一苦労。
オフィスの一角にあるようなサイズの観葉植物は、部屋のおしゃれ感は倍増しますが、管理が大変です。
手ごろなサイズでまったり楽しみましょう。
９．筋トレグッズ
鉄板ですよね。ダンベルセットとインクラインベンチ。どれくらいの人が筋トレって続くんでしょうか。
そりゃ思い立ったときに出来るからないよりはマシという考え方もできますが、そんな頻度の筋トレで筋肉は付きません。
素直にジムに重課金して、お金に背中を押されて通いましょう。
サウナ付きのジムであれば、それだけで半額くらいの価値はあります。
10．掃除機
ロボット掃除機がある生活をしていますから、サクッと掃除したいときはハンディワイパーで十分です。
両方持っている必要はほとんどありません。
唯一使っているタイミングは来客用寝具一式の密閉収納の際の圧縮用ですが、これもいかに来客に快適に過ごしてもらうかという無駄な要素にお金を使っているが故と考えれば、普通は使い道は全くないといえるかもしれませんね。
11．高機能オーブンレンジ
この機能すべて使いこなしている人いるんでしょうか。私はオーブン機能をたまにピザを温めるときに使って、あとは電子レンジで十分でした。
あって困ることはもちろんないのですが、正直無駄だったなと思うことの一つになってしまっています。
12．ポータブルスピーカー
いろんなサイズのものが部屋に5個以上転がっています。
各部屋に置いてあるのですが、そんなに持ち運ぶのが嫌なのか。
音質はものによってだいぶ違いますが、最初から良いものを買えばよかったです。
13．こだわった調理器具
圧力鍋・焼き肉用鉄板・ハンドブレンダー・電気鍋・タコ焼き機etc…。使いません。
その時は欲しかった。確かに使った。便利だと思った。
1か月で使わなくなります。
年に1度程度使いますが、無かったら使わなくていいもの作ります。
果たして必要な調理器具ってなんなんでしょうか。
14．自動車
今まで50万人程度以上の市でしか生活をしてきていないのですが、自動車はいざ手放してみればなくても良かったという結論に落ち着きました。
車両代を除いて年間４０万円程度です。
もちろん本当の意味で公共交通機関があまりないなどであれば、必要だと思います。
お子さんがいれば、習い事などの送り迎えなどという理由でも必要になってきますよね。
しかし、私は一人です！本当に必要なのかな？と考えて大学生から１０年間車のある生活をしてきていましたが、思い切って手放しました。
さらに、私はバイクに乗れるため、簡単な移動はバイクでできますし、車が必要な時はカーシェアを使っています。
それで充分過ごせているんですよね。決心してほんとによかったと思っています。浮いたその分新NISAに追い銭できました。
15．広い部屋
最後は不動産屋さんらしく、お部屋についてです。
言わずもがな無駄なスペースに固定費をかける必要はありません。
もちろんリモートワークで一部屋あると集中できますよね。テレビやベッドとは一歩でも離れた環境を作った方がいいと思うことはあります。
けどほんとに必要かと聞かれれば、気の持ちようでなんとでも出来てしまいます。
収納だって、入りきらないものや普段使わないようなはトランクルームなどに預けてしまうのも一つの手段でしょう。
だったらその一部屋8㎡くらいなくして2万円でも安い部屋に住みませんか？
まとめ
今回は私が今まで暮らしてきて無駄だったなと思っているものを15個ご紹介させていただきました。
どれも全く使わないことはありません。あった方が便利だと思っています。だけど結局ほとんど使わないのであれば、たった一度不便なだけなら我慢してみませんか？少し欲しいなーと思ったものをなんでも買っていては、ほとんどの人はすぐにお金も無くなってしまいますよね。
また、段階的に良いものに買い替えていくというのも後悔していることです。
最初からフラグシップなど良いものを勇気をもって買ってしまう！というのが私にとって正解だったなと今では思っています。
今回は、皆さんに少しでもいい買い物をしてもらうために、私の失敗を恥ずかしながらご紹介させていただきました。
日本の未来のためにも、ぜひ経済を回していただきたいと思っていますが、後悔しないスマートな買い物で人生を豊かにしてもらえれば幸いです。
